2014年7月31日木曜日

Silent Service


潜水艦戦力を意味する英語の「Silent Service」の直訳

『沈黙の艦隊』 

  連載が始まったのは私が中学生の頃で、リアルタイムに読んではいませんでした。
高校になり、話題作として書店に積み上げられている単行本を購入したのがきっかけで、
かなり嵌まった作品の一つである。

 

物語は、ソナーマンがの解析をしているシーンから始まる。

クジラの鳴き声や波音のノイズを消して・・・
と、録音されたから、事の真相を確かめようとしている。
しかし、それに勘付いた組織から、静かに追手が迫ってくる。

 『編上げのごっつい靴。。。。警備員じゃないな。。こりゃ( ̄- ̄メ)チッ』
そんな風に、近づく足をも解析するソナーマン
そしてそれが只者ではないと判断し
いち早くその場を脱出。
後に明らかとなる真相を上官に報告するのだ。


この『沈黙の艦隊』に登場する攻撃型原子力潜水艦『やまと』
その建造時のコードネームは『シーバット』 海のコウモリであった。
『やまと』の艦長海江田はこの蔑称を気にもせず、
をたよりに戦う潜水艦にふさわしい艦名だとしている。



潜水艦の戦闘にとって欠かせない
冒頭からその『』ををシリアスに表現することで
 読者を『』に引き込ませたとも言えましょう。


 
なぜ沈黙の艦隊の紹介など今更・・・
そうでなくとも2年半ぶりのブログの更新やでこりゃ(*ノωノ) 
  まぁいいじゃん。。そんなこと(*´▽`*)
そう思うかも知れませんが、
河合美佐子を作る上で、そのも重要な鍵の一つで有りました。


かつて、私よく遊んでいた天六の成人映画館。
最近には無い、通常のシネコンと変わらぬ広さを持った劇場でした。
その広い館内でまばらな客数
近づく者は、音を中心とする気配にて察す。
入館後は、まず左中段に席を取る。
その後、いったん最後部を周り、右前段へと席を移る
そうすることで劇場内を見渡すと同時に
自らをアピールするのだ。

そのアピールにもは欠かせない
コツ コツ コツ ♡
と、ゆっくりめのヒールのを劇場内に響かさせる


前方に席を取ると、後ろから来る者がどんな者かが判らない。
しかし、近づく者に対して美佐子はわざわざ振り返る様な落ち着きのない行動はとらない。
しっとり、落ち着いた雰囲気を醸し出したい為である。


それはもう。。ドキドキで堪らない感覚
 大体の人は、少し後方に席を取りこちらの様子を伺う。
そして離れた真横へ移ってからの・・
徐々に直近の席へと様子を伺いつつ近づいてくる

私は最接近する前、その者を横目で視認し
清潔感が有りそうか、安全そうかなどを確認
 そして軽く目を閉じ、寝たふりをし
 五感をフル活用
 静かにその時を待つ・・


2ちゃんかどっかで、誰専で名前を売った河合美佐子とか書かれていたが、
バカを言っちゃいけないわ。
私にも好みっちゅうもんが有るわさ。
ガサツそうであったり、いきなり隣に座って話しかけてくるのも
正直、お断りってもん。

どっかいけ! とか言わんだけで
変に来られたらそっとその場を離れ
近づかれんようにしてただけやっちゅうねん"(-""-)"



話は戻って、
歩く
鞄を置くときの
座る時に椅子を動かす 

 人のしぐさには、は必ず付き纏う
音を立てない様に・・というのも
の一つであると思う。 

女性の様にふるまう。
それには、立てるにも注意して行動したいものである。

3 件のコメント:

  1. 春日 真琴2014年9月6日 12:05

    沈黙の艦隊・・・懐かしいですね。
    マコも、最初のほうは「お、なかなかリアルに描いてて面白い!」って、
    熱心に読んでいました。

    そのころ、マコは東京の某電機メーカーで、
    防衛庁に収める潜水艦のための、
    ソーナー用信号処理並列計算器の開発に携わっていました。
    なので、同作品でのソーナーに関する記述が
    リアルだったのは保証します。
    (あと、艦内の様子もね。)

    でも、東京湾から脱出するシーンで、
    前方の沈没船をよけるシーンで、
    艦が心地旋回しているのがいただけませんでした。
    潜水艦はキャビティ・ノイズといって、
    スクリューが水を切るときにできる、
    真空の泡を抑えるために、
    舵の後ろにスクリューが付いていて、
    心地旋回は不可能なんです。
    (とうか、旋回性能は普通の船にくらべて、
    極端に低いんです。)


    ま、それはそうと・・・
    天六での描写は、なかなかにエロいですね☆
    マコって、滅多にブログを読まないのですが、
    楽しく読ませていただきました。

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    1. 真琴さん、コメント有難う御座います(^^)/
       ちょと放置気味なブログですので・・返信遅れてスイマセン((+_+))

      沈黙の艦隊。。
      今でこそネットで色々検索できますから、潜水艦の心地旋回や垂直に立つなんてのが不可だってのは情報として仕入れることが出来るってものですが、
      当時はネットなんて全然無かったですし、只々ワクワクして読んでたって気がします(^^♪
      それよか潜水艦の開発に携わってたなんて凄いですね(*^。^*)
       でも、そんなの事を言っちゃってたりしたら・・
      いつしか編上げのゴッツい靴の人が、迫ってきたりなんかしないですかね(≧▽≦)

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  2. はじめましてー
    以前、大阪へ遠征した時は「天六の映画館」へ行ってたのですが、何年か前に閉館になってサビシイ思いしています。
    新世界の国際は怖くて行けないので、なおの事「天六」が、なっかしいです。
    暗い映画館の中で、コツコッ....と響く、あのヒールの音、座席についてから近寄って来る
    人の気配。とても、緊張する場面ですね。
    なつかしく思い出しながら拝読させていただきました。
    今後、益々の健闘を祈ります。

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